スリッププロテクト工法の特徴

1.施工が簡単・低コスト

・スリッププロテクト工法は溶剤の塗布による施工であることから従来の滑り止め対策法と比べ施工が行いやすくなっております。
・メンテナンスに関しても約6ヶ月に1度スリッププロテクト専用洗剤で床洗浄していただくのみとなっております。
・施工の行いやすさから専用の機材などを必要とせず低コストでの提供ができるようになりました。

2.美観を損なわない

スリッププロテクト工法で使用する溶剤は床材表面に約3/1000mmの溝を構成することにより床が濡れた時に表面張力や撥水性を向上させ滑りを抑制します。
約3/1000mmとごく小さな溝であるため見た目の変化は無くデザインを損なうことはありません。

3.環境・人体に無害

・N3の使用する溶剤は中性域にあるため人体に無害で、排水基準を満たしている為通常排水を行うことが可能です。
・スリッププロテクト工法は塗布による工法である為騒音などは発生せず、施行にかかるエネルギー消費(燃料)及び廃棄物発生量、床材の欠損率・劣化率・CO₂の排出量もゼロな環境に配慮した工法となっております。

4.スピーディー

スリッププロテクト工法の基本手順は全部で6手順となっており、開始から終了まで最短3日で完了することが可能です。

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5.長期に渡る効果

・スリッププロテクト工法の効果は3年間となっております。
・専用溶剤を使用した定期清掃を行うことで期間中安定した効果を発揮することができます。

従来の工法

〈専用の機械や工具を用いて、表面に凸凹を作る工法〉

ブラスト工法

ガラス・アルミナ・スチール・マグネタイト等の小さな球体を研磨剤として用い、これを高圧水や圧縮空気等と一緒に石材表面に高速状態で噴射し、その衝撃力で表面に凸凹をつけて滑りを抑える工法。

ジェットバーナー工法

石の表面をLPガスで加熱(1800℃〜2000℃)させ、石の表面をはじかせて凸凹をつけ滑りを抑える工法。

カッティング工法

ダイアモンドコアカッター等を使用して床材表面を部分切崩し、凸凹をつけて滑りを抑える工法。

従来の3つの工法は、滑り止めの効果は高いが、表面が凸凹になるため汚れが付着しやすくなります。
基本的に毎日清掃を行うか、定期的に専門の清掃業者を入れることが最低条件となります。
床の美観は著しく変化するので、施工前にサンプルで確認して建物全体との調和を検討することも必要となり、また、凸部分で滑りを止めるため凸部分が磨耗することにより滑り止め効果が低下します。
さらに施工の際に床材自体の欠損や劣化により、質量・耐久性が低下することになるため、滑り止め効果が低下しても再施工が困難となります。
またこれたの工法では、単に凸凹をつけて滑りを抑えるため、高齢者等に多く見られる「摺り足歩行」の妨げになり、つまづき等の原因になる場合もあります。

スリッププロテクト工法と従来の工法の比較表を見る

スリッププロテクト工法

弊社オリジナル溶剤〈スリッププロテクト〉を用いて、床材表面に約3/1000mmの溝を形成することによって床が擦れたとき、表面張力の作用や水の掻水性の向上によって滑りを制御します。つまり、床の乾燥時と湿潤時の滑りの抵抗値の格差をほぼゼロの状態にもっていく工法が弊社の〈スリッププロテクト〉です。

〈スリッププロテクト〉による滑り止め施工は、溶剤の塗布のみによるものであり、当然のように騒音や過剰な摩擦が発生することはなく、滑りを抑制した上に、床材に染みこんでいる古い汚れをも取り除く効果があります。
塗布した溶剤は、中性域にあたるため通常排水します(特殊地域を除く)。これによって排水基準を満たしているので汚染は皆無と言っても過言ではないといえます。
メンテナンスに関しては、約6箇月に1度、〈スリッププロテクト〉専用のメンテナンス洗剤(中性)で床洗浄していただくのみとなっています。
また〈スリッププロテクト〉施工前・施工後の床材強度については、両者ともに20tの圧力を加えても変化なしという試験結果が出ています。施工にかかるエネルギー消費及び廃棄物発生量、床材の欠損・劣化率、co2排出量はゼロです。

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